QRコードの作り方|無料で今すぐ作る手順とサイズ・余白の基本
QRコードは、変換したい情報(URL・テキスト・電話番号など)を作成ツールに入力し、「作成」ボタンを押すだけで、無料で数秒で作れます。専用アプリのインストールや会員登録は必須ではなく、パソコンでもスマートフォンでも同じ手順で作成できます。ここでは、初めての方がつまずかないように実際の手順と、印刷・読み取りで失敗しないための設定(サイズ・余白・誤り訂正レベル)まで順番に説明します。
QRコードを作る3つのステップ
どの無料ツールでも、基本の流れは次の3ステップです。当サイトのQRコード作成ツールも同じ手順で使えます。
- 種類と内容を入力する:URLをそのまま貼り付けるか、テキスト・メールアドレス・電話番号などを入力します。
- サイズと誤り訂正レベルを選ぶ:用途に合わせて画像サイズ(ピクセル)と誤り訂正レベル(L・M・Q・H)を指定します。
- 画像を保存する:PNGまたはSVGでダウンロードし、印刷物やWebページに貼り付けます。
QRコードに入れられる情報の種類
QRコードは文字データを白黒の模様に変換したものなので、文字で表せる情報ならほぼ何でも格納できます。代表的な用途は次のとおりです。
| 種類 | 入力する内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| URL | https:// で始まるアドレス | Webサイト・SNS・メニュー誘導 |
| テキスト | 任意の文字列 | 説明書き・合言葉・メモ |
| メール | 宛先・件名・本文 | 問い合わせ用 |
| 電話番号 | tel: に続く番号 | ワンタップ発信 |
| Wi-Fi | SSID・暗号化方式・パスワード | ゲスト向け接続 |
| 連絡先 | vCard / MECARD 形式 | 名刺・電子名刺 |
URLを変換したい場合はURLをQRコードにする方法を、Wi-Fi接続用ならWi-FiのQRコードの作り方で詳しく解説しています。
QRコードの仕組みを少しだけ知っておく
QRコードは1994年に日本のデンソーウェーブが開発した二次元コードで、国際規格ISO/IEC 18004(日本ではJIS X 0510)として標準化されています。「QR」はQuick Response(素早い読み取り)の略です。3つの角にある四角い切り出しシンボル(ファインダパターン)でスマホのカメラが向きと位置を判断するため、多少斜めからでも読み取れます。
格納する文字が増えるほどセル(マス)は細かくなります。この密度はバージョン1(21×21マス)からバージョン40(177×177マス)まで40段階あり、1バージョンごとに一辺が4マスずつ増えます。仕組みの詳細は誤り訂正レベルL・M・Q・Hの違いで解説します。
失敗しないサイズと余白の決め方
作成時に見落としがちなのがサイズと余白です。読み取りエラーの多くはこの2つが原因です。
- 最小サイズの目安:読み取り距離のおよそ10分の1が、必要な一辺の目安です。30cm離れて読むなら約3cm四方を確保します。
- 余白(クワイエットゾーン):コードの四方に最低4マス分の空白が必要です。ここを詰めると読み取り率が大きく下がります。
- 解像度:紙に印刷するなら300〜350dpi、拡大縮小するならSVGなどのベクター形式が安全です。
チラシやポスターなど印刷用途の細かな設定は印刷用の高解像度QRコードの作り方にまとめています。
パソコンとスマホでの作り方の違い
作成手順自体は共通ですが、保存先が異なります。パソコンではダウンロードフォルダにPNG/SVGが保存され、WordやExcel、デザインソフトにそのまま貼り付けられます。スマートフォンでは画像として写真アプリに保存され、そのまま印刷やSNS投稿に使えます。ブラウザ上で完結するツールならOSを問わず同じ操作で作成できます。
作ったあとの確認
公開・印刷の前には必ず実機で読み取りテストをしてください。特に色を変えた場合や中央にロゴを入れた場合は、誤り訂正レベルをQ(約25%)以上にしておくと安定します。読み取れないときの原因と対処はQRコードが読み取れない原因と対処法で確認できます。
よくある質問
QRコードの作成は本当に無料ですか?
はい。URLやテキストを変換するだけの静的QRコードは無料で作成でき、作成後に費用や期限が発生することはありません。有料になるのは、後からリンク先を変更できる「動的QRコード」やアクセス解析などの付加機能を使う場合です。
作ったQRコードに使用期限はありますか?
画像として書き出した静的QRコードに期限はなく、リンク先のページが存在する限り半永久的に使えます。期限が関係するのは短縮URLやリダイレクトサービスを間に挟んだ場合で、そのサービスが停止すると読み取れなくなります。
商用利用や印刷物に使っても大丈夫ですか?
作成したコードをチラシや商品パッケージなどに商用利用しても問題ありません。「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標のため文章表記では配慮が必要な場面がありますが、コード画像そのものの利用は自由です。
スマホだけでもQRコードは作れますか?
作れます。ブラウザで作成ツールを開き、URLや文字を入力して画像を保存するだけです。アプリを使う場合は提供元が明確な信頼できるものを選び、不要な権限を求めるアプリは避けてください。
参考・出典
- ISO/IEC 18004:2015 (QR Code bar code symbology specification)
- デンソーウェーブ QRコード規格解説・開発ストーリー(公式サイト)
- JIS X 0510 二次元コードシンボル QRコード 基本仕様