QRコードが読み取れない原因と対処法|作る側・読む側で切り分け

QRコードが読み取れないときは、原因の多くが「コード側の作り方」か「読み取り側の環境」のどちらかに絞られます。やみくもに作り直す前に、次のチェックポイントを順番に確認すると原因を素早く特定できます。

まず試す3つの応急処置

  1. スマホをコードに近づけ、画面いっぱいに映す。
  2. 明るい場所で、影や反射を避ける。
  3. 数秒ピントが合うのを待ち、少し角度を変える。

原因と対処の早見表

原因具体例対処
サイズが小さい名刺の隅に極小で配置一辺を1.5cm以上にする
余白がない背景や文字がコードに接触四方に4マス分の白い余白を取る
コントラスト不足淡い色、背景に模様濃い前景と白い背景にする
色の反転背景が濃くコードが白い通常配色(濃い上に白背景)に戻す
ピント・明るさ暗所や手ブレ明るい場所で端末を固定する
反射・しわ光沢紙、曲面、折り目角度を変える、平らにする
リンク切れ404、短縮URLの停止リンク先の状態を確認する
情報量が多い長いURLで高密度化短縮URL、またはサイズを拡大

作る側(デザイン)が原因のケース

ロゴを大きく載せすぎると、誤り訂正が追いつかず読み取れなくなります。ロゴ面積はコードの30%未満に抑え、誤り訂正レベルはH(約30%)にしてください。詳しくは誤り訂正レベルの解説を参照。また、グラデーションや過度な角丸・ドット加工、余白の削りすぎも失敗の原因です。

読み取る側(環境・端末)が原因のケース

カメラのレンズが汚れていないか拭いてみてください。OSやカメラアプリが古いと、Wi-Fiなど一部の形式に対応していないことがあります。標準カメラで反応しない場合は、読み取り専用アプリを試すか、OSを最新版に更新します。逆光や画面の明るさ不足でもピントが合いにくくなるため、明るい場所で端末を数秒静止させるのが基本です。Wi-Fi接続用コードの読み取り可否はWi-FiのQRコードの作り方で対応バージョンを確認できます。

画面に表示されたQRを読み取るには

同じ端末に表示中のQRコードは、その端末のカメラでは読めません。スクリーンショットを撮って写真アプリの画像認識で読み取るか、別のスマホで読み取ります。パソコンの場合は、ブラウザの拡張機能や画像から読み取れるオンラインツールを使います。

印刷物で読み取れないときの決定打

印刷物のトラブルは、ほぼサイズ・余白・解像度で解決します。詳しい数値は印刷用の高解像度QRコードの作り方にまとめています。作り直す場合はQRコード作成ツールで、QRコードの作り方の手順に沿って見直してください。

よくある質問

今まで読めていたQRコードが急に読み取れなくなったのはなぜですか?

コード画像は劣化しないため、多くはリンク先の問題です。ページの公開停止(404)、短縮URLサービスの終了、動的QRの契約・期限切れなどが原因として考えられます。リンク先の状態を確認してください。

iPhoneの標準カメラでQRコードに反応しません。

設定アプリでカメラの「QRコードをスキャン」がオンになっているか確認し、明るい場所でコードに近づけてください。それでも反応しない場合は、iOSを更新するか読み取り専用アプリを試します。

ロゴ入りのQRコードが読み取れません。

ロゴが大きすぎて誤り訂正の限界を超えている可能性が高いです。ロゴの面積をコード全体の30%未満に抑え、誤り訂正レベルをHにして作り直してください。

自分のスマホに表示したQRコードを、その同じスマホで読み取れますか?

同一端末の画面は読み取れません。スクリーンショットを撮って写真から画像認識させるか、別の端末で読み取ってください。

参考・出典

  • ISO/IEC 18004:2015 (クワイエットゾーン・誤り訂正の規定)
  • デンソーウェーブ QRコードの読み取り・余白に関する解説(公式サイト)
  • Apple iOS / Google Android カメラのQRコード読み取り仕様

執筆者について

佐藤 健 — QRコード編集者

QRコードの生成ツールを管理し、規格(ISO/IEC 18004)に沿って各ガイドを確認しています。

editor@qrcodegeneratorjp.com

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